運営中オーナー向け

民泊管理会社を変更するときの運営引継ぎ

旧会社を止める前に、アカウントの所有者、既存予約の担当、現場の切替日を一つの引継ぎ表で確定します。

管理会社の変更で最も危険なのは、契約を終了すること自体ではなく、OTA権限、予約対応、清掃、鍵、精算の担当が切替日をまたいで曖昧になることです。

結論:旧会社への解約通知前に、誰がアカウントを所有し、切替日前後の予約を誰が担当し、どの権限と記録をいつ引き渡すかを確定してください。

この記事はAirbnbと観光庁の公開資料を基準に、すでに運営中の民泊オーナーが管理会社を変更するときの確認順序を整理します。OTAごとの最新規約と現在の契約内容は個別に確認が必要です。

変更は解約通知より先に引継ぎ設計から始める

最初に現行契約の終了条件、通知期限、違約金、データと鍵の返却条件を確認します。そのうえで新会社の開始可能日を合わせ、旧会社の終了日と新会社の開始日の間に空白を作らない工程を組みます。

新会社が決まる前に旧会社のOTA権限を削除したり、既存予約を一括でキャンセルしたりしないでください。予約済みゲストへの連絡窓口と現場担当が確定してから、必要な権限を順番に切り替えます。

Airbnbアカウントの所有権は別のホストへ移転できない

Airbnbは、アカウント間の情報・予約の統合や移行、アカウント所有権の譲渡はできないと案内しています。そのため、管理会社変更を『旧会社のアカウントを新会社へ移す作業』として計画すると、予約やレビューを維持できないおそれがあります。

まずリスティング所有者、受取口座、納税情報、二要素認証と復旧連絡先を確認します。オーナー名義のリスティングでは、必要な範囲の補助ホスト権限を新会社へ付与し、旧会社の権限を切替後に解除する方法を検討します。

  • Airbnbのログイン情報を共有せず、補助ホストなど公式の権限機能を使う。
  • リスティング所有者、メインホスト、補助ホストを別々に確認する。
  • 受取口座・納税情報・本人確認を変更できる主体を確認する。
  • レビュー維持を一律に保証せず、現在の所有者とプラットフォーム規則を確認する。

切替日前に確定する12項目

  • 1. 現行契約:終了日、通知期限、通知方法、違約金、返却物、未精算費用。
  • 2. 新契約:開始日、委託業務、オーナー承認、対応地域、現場業務の条件。
  • 3. OTA名義:アカウントとリスティングの所有者、受取口座、納税情報。
  • 4. OTA権限:管理者・補助ホスト権限、二要素認証、復旧連絡先、解除日。
  • 5. 既存予約:宿泊日、入金先、変更・取消・返金・ゲスト連絡の担当。
  • 6. 販売設定:料金、最低宿泊日数、販売停止日、カレンダー連携、予約制限。
  • 7. ゲスト案内:チェックイン、ハウスルール、本人確認、緊急連絡先、定型文。
  • 8. 清掃:会社・連絡先、予定、完了報告、写真、リネン、消耗品、未完了案件。
  • 9. 現場アクセス:鍵、キーボックス、スマートロック、暗証番号、入室権限。
  • 10. 運営記録:宿泊者名簿、苦情、事故、遺失物、破損、設備不具合。
  • 11. 精算:売上、OTA手数料、管理手数料、清掃費、追加費用、未払・未収金。
  • 12. 届出確認:管理業者変更で届出内容が変わるか、所在地の窓口または専門家へ確認。

既存予約は予約日ではなく宿泊日と責任で分ける

切替日前に成立した予約でも、実際の宿泊が切替日後なら、新会社がゲスト対応や清掃を担う可能性があります。一方で、予約変更・返金・チャージバック・旧会社への報酬は、予約を受けた時点の契約や入金先に左右されます。

予約ごとに、宿泊日、入金先、メッセージ担当、チェックイン案内、清掃担当、変更・取消の承認者、精算主体を一行で記録します。Airbnbではメインホストを変更しても宿泊予約自体は変更されないと案内されていますが、権限変更前に各予約の担当を確認してください。

清掃・鍵・緊急連絡は同じ時刻で切り替える

  • 最終清掃と最初の清掃をどちらの会社が受け持つか、チェックアウト単位で確定する。
  • 清掃会社へ伝える予約情報、変更通知、完了報告の受取先を同日に切り替える。
  • 物理鍵の本数と保管者、スマートロックの管理者、暗証番号の変更時刻を記録する。
  • 滞在中ゲストへ伝える連絡先を一本化し、旧窓口と新窓口の二重案内を避ける。
  • 未解決の苦情、遺失物、破損、設備不具合は完了扱いにせず担当者と期限を付けて渡す。

StayJPへの変更相談で確認すること

StayJPは、物件所在地、届出状態、現在の契約、OTAの名義と権限、既存予約、清掃体制、希望する委託範囲を確認したうえで、受託可否と契約後の引継ぎ範囲を相談します。契約前の現地診断や、レビュー・売上・空室ゼロは約束しません。

10%・15%・20%・30%+では、StayJPが担当する業務、オーナーに残る業務、現場条件、外部費用が異なります。管理会社の変更と同時に、必要な権限に合うプランを確認してください。

  • 物件所在地・届出状態・物件数
  • 現行契約の終了条件と希望切替日
  • OTA名義・既存予約・清掃会社
  • 希望する委託範囲と現場対応の必要性

旧会社を止める前に現在の運営情報を共有いただければ、契約で確認すべき引継ぎ範囲を整理します。

公式資料で権限と届出を確認する

Airbnbのアカウント・メインホストの仕様と、観光庁の管理委託案内を基準に確認しました。プラットフォーム仕様や行政手続きは変更されるため、切替時点の最新版を確認してください。

確認日:2026年8月19日

管理会社変更でよくある質問

旧管理会社のAirbnbアカウントを新会社へ移せますか?

Airbnbはアカウント所有権の譲渡や、アカウント間での情報・予約の統合や移行はできないと案内しています。現在のアカウントとリスティングの所有者を確認し、補助ホストなど公式の権限機能で運営担当を変更できるか検討してください。

管理会社を変更してもレビューは残りますか?

一律には保証できません。Airbnbのレビューはリスティング所有者のプロフィールに表示されるため、現在の所有者、リスティングを維持できるか、各OTAの最新規約を変更前に確認します。

切替日より前に入った将来予約は誰が対応しますか?

旧契約と新契約で決めます。予約ごとに宿泊日、入金先、メッセージ、変更・取消、チェックイン、清掃、返金、精算の担当を記録し、ゲストへの窓口を一本化してください。

旧会社の権限はいつ削除すればよいですか?

新会社の必要権限、既存予約の担当、未解決案件、精算資料の引渡しを確認した後に削除します。二要素認証と復旧連絡先も同時に確認し、ログイン情報そのものの共有は避けます。

住宅宿泊管理業者を変更すると届出が必要ですか?

委託により届出書の内容が変わる場合は、管理受託業務の開始前に変更内容の届出が必要と観光庁が案内しています。StayJPは申請・届出を代行しないため、所在地の行政窓口または専門家へ確認してください。

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